ビジャマリア情報T
2003.12.4
Villa Maria, Cordoba, Argentina
須郷 隆雄
アルゼンチンに来て1ヶ月が経ちます。ブエノスアイレスで1週間、コルドバで1週間、そして任地のビジャマリアで2週間です。
ビジャマリアの人口は、10万人ほどの小さな町です。大学と私の勤務する高校のある学生の町です。乳製品技術高校(ESIL)は、学生数が3,000人、教職員が200人の学校です。午前は高校生、午後は大学生が学んでおります。
私の勤務時間は、午前8時から12時、午後3時から7時までです。ここでの昼の時間が3〜4時間あり、夕食は大体9時過ぎです。9時前はレストランもお客がほとんどおりません。10過ぎ頃から混み始めます。1時から4時頃まではほとんどの店が閉店し、4時から10時ごろまで再開店です。暑さのせいもありますが、とても考えられません。生活パターンに慣れるまで時間がかかりそうです。
食べ物は肉中心で、極めて甘く極めて塩辛い味付けです。日本のような淡白な味はありません。
私の所はイタリア系が多く、まるで中世のヨーロッパという感じです。美人も多く開放的で親切で好感の持てる国民です。特に日本人には友好的です。女性は腹だしルックが流行っていて、妊婦までがお腹を出して歩いているのには驚きました。
とにかく気候、言葉、食べ物、環境、民族全てが日本の逆です。また、とにかく広い。ビジャマリアは草原地帯の真ん中にある町で、見渡す限り牧場と麦畑で、山は全くありません。地球が丸く感じます。非常に乾燥していて、週に1回程度雷と雹をを伴った集中豪雨が降ります。乾燥しているため外は30度を越す暑さでも家の中は20度程度と過ごし易さはあります。
当地では、初めての日本人とのことで、とても大切にされています。しかしスペイン語が未熟で、英語の先生から英語を介してスペイン語を勉強しています。
英語も不得手で悪戦苦闘しています。
ただあたふたと毎日を過ごし、空を見ては日本を思い出しております。日本のよさも感じ始めているところです。
まずは第1報です。またお送りします。
高校の写真と草原の写真を併せて送ります。